翻訳ソフトや、翻訳サイトを使ったことがある人は、多いと思う。でも、ほとんどの人は、勉強にはあまり役立たない使い方をしてるんだよね。
今日は、翻訳ソフトを、英作文の勉強に、すごく役立つ形で使う方法を紹介するね。
この記事の翻訳の例は、少し前の翻訳ソフトで試したものだよ。今の翻訳ツール(DeepL や Google 翻訳など)は、ずっと精度が上がっているけど、「英語に訳して、日本語に戻して確認する」という使い方は、今でも役に立つよ。
ふつうの使い方だと、変な英語になる
英作文をするとき、ふつうは、日本語を翻訳ソフトに入れるよね。たとえば、こんな文を、あるソフトに通してみた。
ここだけの話だけど、彼がそのお金を盗んだのだと思う
I think that he stole the money in the story only of here.
変な英語だよね(笑)。
日本語→英語は、難しい
どうして、こうなるかというと、翻訳ソフトにとって、日本語から英語への翻訳は、技術的にすごく難しいから。日本語は、世界でも特に難しい言語と言われるし、文法が少しあいまいでも、意味は通じるよね。日常会話では、主語も平気で省略される。
有名な話に、「ウナギ文」がある。お昼の定食屋で、こんな会話をしたとするよ。
- 「今日の昼ごはん、何にする?」
- 「私は天ぷらで」
- 「俺はウナギだ」
「俺はウナギだ」を、そのまま英語にすると、I am an eel.(私はウナギです)になっちゃう。でも、英語には、こういうことは、ほとんどないの。話し言葉でも書き言葉でも、文法的におかしな英語は、あまり使われないから。
翻訳ソフトは、あるロジックにもとづいて翻訳するから、ロジックのあいまいな日本語を訳すのは、すごく難しい。一方、英語は、「ロジックの言語」と言われるくらい、文法がしっかりしてる。だから、英語から日本語への翻訳は、日本語から英語より、ずっとやさしいの。
逆の順番で使う
この特徴を使うと、英作文の勉強に、とても効果的な方法ができるよ。それは、間違いを恐れずに、英作文を先に作ってしまうこと。
さっきの例で、やってみよう。まず、「ここだけの話だけど、彼がそのお金を盗んだのだと思う」を、自分で英語にしてみる。先ほどの翻訳結果を、そのまま日本語に直してみると、こうなった。
私は、彼が単にここの話でお金を盗んだと思います。
in the story only of here が、おかしいな。「ここだけの話」って、どう言えばいいんだろう。そういえば、between ourselves っていう言い方があった。使ってみよう。
前半の I think that he stole the money も、疑う気持ちを出すなら、think より suspect のほうがよさそう。ちょっと直して、くっつけてみる。
Between ourselves, I suspect that he stole the money.
これを日本語にすると、「自分たちの間では、私は、彼がお金を盗んだと疑います」。さっきより、ずいぶん元の日本語に近づいたよね。
翻訳ソフトを、先生にする
やり方は、こう。
- まず、自分で英作文をする
- それを翻訳ソフトで、日本語にする
- 日本語をチェックして、おかしかったら、英作文を直す
- もう一度、日本語にして、自然になるまで繰り返す
こうすれば、翻訳ソフトが、あなたの英作文をチェックしてくれる、先生の代わりになるんだ。
日本語はロジックに弱い、といった趣旨のことを書いたけど、「だから日本語はダメ」と言いたいわけじゃないよ。以心伝心、腹芸、っていう言葉があるように、日本人は、ロジックで正確に組み立てなくても、気持ちを通じ合わせられる。世界でも、めずらしい特徴だと思う。日本語を、卑下する必要は、まったくないよ。
- 日本語→英語の翻訳は、ソフトにとっても難しい
- 先に自分で英作文をして、翻訳ソフトで日本語に戻して確認する
- おかしな日本語になったら、英作文を直して、また訳す。これを繰り返す

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