40代で英語に開眼した崖っぷちサラリーマンの英語上達法
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東北大震災の時、電車内に閉じ込められたときのこと


東北大震災の時、私は甲府の大月駅の電車の中にいました。

河口湖方面に向かう、富士急の電車に座り、出発を待っていたところでした。

 

そのとき地震が起きました。

止まっていた電車もそこそこ揺れました。

 

発車時刻になっても電車は出発しません。

結局、そのまま電車内に閉じ込められること、4時間ほど。

最終的には、19時あたりで、本日は電車が動かない、というアナウンスがありました。

 

私の乗っていた車両には、デンマーク人の旅行者の3人家族がいました。

お母さんと、2人の息子です。

 

電車内のアナウンスは、たまにあったのですが、彼らは日本語がわからないようで、とても困惑している様子だったので、私が英語で状況を逐次伝えてあげました。

 

19時なって電車は動かないことがわかり、しかたがないので、当日はその近辺の宿を探して泊まるしかなくなったのですが、ケータイの電波がほとんど通じません。

 

宿泊先を調べ、数十回電話をかけ、ようやくつながったホテルが河口湖付近のホテル。

なんとか宿泊できることになりました。

 

大月から河口湖までは、タクシーでもそこそこかかります。

デンマーク人3人を連れ、4人でそのホテルに向かいました。

 

ホテルに着くと、フロントは真っ暗です。

係員は、ローソクを手に持って、客を迎えてくれました。

 

空き部屋が2つしかないとのことなので、私はその家族のうち、息子のお兄さんと相部屋となりました。

 

当然部屋の中も真っ暗で、貸してもらったローソクの明かりだけが、わずかな光源です。

部屋の窓からは、富士山のシルエットが見えました。

彼はとても喜んでいました。

 

1334620_46749418_Rで、私たち2人がその暗い部屋で何をしたかというと、

私が持参したタブレットを使って、将棋を教えました。

 

聞けば、その彼は、チェスが好きだとのこと。

私が日本には将棋というものがある、と話すと、とても興味を持ったようなので、将棋を教えることになったのです。

 

結局3,4時間ほど、タブレットのバッテリーがなくなるまで、将棋をしました。

 

翌朝は、停電も解消され、お風呂も入れ、朝食も出ました。

朝食後、彼らは河口湖駅前に行き、観光案内所で、その日の観光のコースを尋ねていました。

 

そこで、彼らとはお別れになりました。

 

地震の後、電車に閉じ込められてから、ホテルに泊まり、翌朝分かれるまで、彼らとはいろんな話をしました。

デンマークには王室があり、国民から尊敬されていること、デンマークにはほとんど地震がないこと、彼の名前の由来、サッカーのことなど。

 

今思えば、そのように英語でそこそこは話せるようになったのは、会社員時代に崖っぷちに経たされ、必死で英語の勉強をしたことがあったからこそだと思います。

 

 

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